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イタリア本3  再掲

c0039999_18452925.jpgc0039999_1845503.jpg今日は、イタリア本の紹介パート3です。
プロの料理人の書いた本も、実用面では有用なんでしょうが、レシピがビッシリというのは、いくら乱読屋の私でもチョット苦手です。その点、今日ご紹介する本達は、勿論レシピも載ってますが、食卓の楽しさ、イタリアの魅力を十分味わえる本達です。

渡辺玲子さんはイタリア料理研究家だそうですが、エッセイストとしても一流ですね。

「イタリアの陽気な食住衣(くらし)」  青春出版社
「フィレンツエの台所から」  晶文社

「幻のヴェネチア魚食堂」  著者の貝谷郁子さんは、フードジャーナリストとして、ご活躍中の方だそうです。イタリアに魅せられ、各地を味見して回っていますが、ヴェネチアでは、魚にこだわります。   晶文社

「イタリアの幸せなキッチン」  宮本美智子さん、永沢まこさん。この本は、以前どこかで、ご紹介しましたが、文を奥様が、ご主人がイラスト担当です。独特の画風で、とても楽しい本です。  草思社

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乱読状況 : 荒巻義雄「空白の大涅槃」読了 この著者は、”超古代史”に強く、その該博な知識に圧倒されて、重~いので少々手こずった。
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by tsc-edotyuu | 2005-02-28 19:14 | イタリア

藤本ひとみ「大修院長ジュステイーヌ」 再掲

 大革命に揺れるフランスが舞台。
高い格式と古い歴史を持つ聖プサレット修道院長は教皇大使から、全管区内のすべての修道院の調査、報告を命じられる。綱紀粛正のためである。
 調査は進むのだが、一年もたつのにアブランシュの神聖母修道女会のだけが終わらない。
三人の修道士を順に派遣したのに三人とも姿を消してしまった。この数ヶ月のうちに。
ノルマに追われた院長はコネを利用して或る人物の派遣を要請し成功する。
 その人物とは、パリ大学神学部の教授ジェローム・バルである。
 彼は、教義の聖哲、ベネデイクトの番犬とも呼ばれる聖書教義学の鬼である。異端の摘発に狂的なまでに執念を燃やし、異端の追求の手を緩めることは神への裏切りであり放置すれば人類は滅亡すると信じている。 彼は、かつて疑惑を抱いたあらゆる修道院、修道士に対し、仮借ない糾弾を行い叩き伏せてきた。
 彼は、神聖母修道女会が、異端とされた聖バルコンヌスの教義を密かに 信仰しているとの疑惑を抱いている。その教義とは、人間の性を認め、その快楽を許すものである。
 「女性なるものは悪魔の門だ。罪はそこから侵入し全人類は汚染された。女性に触れれば身体が汚れ、女性のことを考えれば心が汚れる」というバルが摘発に向かうのだ。
 この神聖母修道女会の院長がジュステイーヌである。彼女は、大天使タラニスが時に憑依する修道女であり、バルの糾問、審問に対し、巧みに対応するが、「ベネデイクトが常に罪悪と呼び、罪と指弾してきた人間の性を、バルコンヌス派は許し、快楽を 許す。それだけでいかに人が救われるものか、いかに幸せになれるものか。性行為とは、人を愛する事であり、人から愛されることである。」と信じ、実践している。
 一方のバルは、「性を攻撃すること、その逸楽に溺れる者の罪を存分に暴き立て、完膚なきまでに断罪し、尊厳のすべてを奪い取ることに」 全生命をかけている。この異常なまでの執念は、どこからくるのか?それは、彼が若年の頃に受けた深い傷がトラウマとなっているのだ。

この対決や、いかに?  ネタバレを恐れて、このくらいにしますが、劇的な結末が待っています。


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by tsc-edotyuu | 2005-02-27 16:35 | 乱読

2.26事件  再掲

c0039999_22334042.jpg今を去る69年前、即ち昭和11年2月26日、この事件は起きました。所謂「ニーニーロク事件」あるいは「ニーテンニーロク事件」です。
 これは、度々映画化されたし、数多くの本も書かれているので、何を今更blogに?という感じも否めないのですが、今日のような寒い朝だと、「ああ、69年前の今朝は東京にも雪が降っていて、2.26事件が起きたんだなあ」と思ってしまいます。
 ご案内のように、この事件は、一言で云えば、近歩一(キンホイチと読みます。即ち、近衛歩兵第一連隊ですね)を中心として、青年将校達が部隊を引き連れ、昭和維新実現のために、彼らが、君側の奸と見なした重臣達を襲撃した事件です。
 当時の日本は、ひどく不景気だったようです。特に農村の疲弊は甚だしく、餓死する者も居たし、一家のため泣く泣く娘を身売りさせることなどザラだったようです。おまけに、兵隊というのは、これら農村出身の壮丁が大部分でありましたから、働き手を奪われて、ますます農民の困窮度は強くなるばかりでした。
 これら農民出身の兵達と毎日接する下級将校達が彼らに深い同情を覚え、ひいては軍の弱体化さらには国の滅亡を恐れ、現状打開のためには、昭和維新の断行しかないと思い詰め、ついに蹶起に至ったようです。
 青年将校達の国を憂れえる気持ちには共感できる部分がたくさんあります。

 事件の推移については、ここでは記しません。「義軍」と、最初は、おだてられた彼らも、天皇が激怒したら「叛乱軍」にされてしまい実に悲惨な最期を迎えたことだけ記しておきます。

 小生は、軍人だった父の影響で早い時期から「戦争」に興味を持ち、関連の本を随分読んで来ました。書斎の壁(四面)のうち一番大きな一面は、これら戦争関連図書で占められています。(写真参照)これらの中には、2.26事件に触れたものも相当数ありますが、小生が、この事件を詳しく知りたいと思う方にオススメするのは、松本清張「昭和史発掘」文春文庫 7~13巻 です。実に詳細に、冷静に、的確に記述されていて、これ以上のものはないと思っています。


【参考】
 1 陸軍の階級   下から
     二等兵、一等兵、上等兵、兵長・・・「兵」と総称される
     伍長、軍曹、曹長・・・下士官
     准尉・・・准士官
     少尉、中尉、大尉・・・尉官                    士官
     少佐、中佐、大佐・・・佐官(左官ではない)           ↓
     少将、中将、大将・・・将官(閣下と呼ばれる。将軍。)     ↓

 2 陸軍の組織  部隊(現場)と官衙(かんが=オフィス) があるが、ここでは、部隊につき
     分隊(長:軍曹)
     小隊(長:少尉) c0039999_1344487.jpg
     中隊(長:大尉)
     大隊(長:少佐)
     連隊(長:大佐)
     旅団(長:少将)
     師団(長:中将)
     軍(司令官:中将)
     方面軍(司令官:中、大将)
     総軍(司令官:大将)・・・・・・関東軍、南方軍、支那派遣軍など 
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by tsc-edotyuu | 2005-02-26 23:30 | 乱読

「嫁のタメ息 姑のハギシリ」 再掲

c0039999_015321.jpg女優 小林千登勢さん編。  「袖すりあうも嫁姑」がベストセラーになって一躍、嫁姑問題評論家に大変身した小林さんが、全国から寄せられた、この嫁姑に関する150余りの手記から約80編を選んで公刊したもの。

1 猛威をふるう姑天下 嫁>姑
2 常識を超す今どきの嫁  姑>嫁
3 ふすま一枚のプライバシー  嫁>姑
4 自己主張は嫁の十八番  姑>嫁
5 やっかいな舅の”性”と小姑  嫁>舅、小姑
6 マザコン亭主と息子ベッタリ姑   嫁>姑
7 孫こそ嫁姑のかすがい  嫁>姑
8 母は強し、されど嫁も強し  夫>母、嫁

それぞれ約10編の手記。あきれるくらい様々な葛藤、闘争がある。未来永劫この両者間の争いが終息することはないのではないのか?この問題に対する特効薬はあるのか?
古くて新しい嫁姑問題。本書では敢えて結論は出していない。読んだ人が、自分で考えなさいということか。  この問題に悩むのは、自分たちだけじゃない、と知ることで幾分楽になれることもあるかも。
巻末に、小林さんと夫・山本耕一さんの母(姑)との対談があり、その中で、17年間の嫁・姑同居生活の経験から、思いやり、いたわり→嫁姑愛(夫婦愛、兄弟愛みたいな)の醸成の必要性を説く。彼女達も世間なみの嫁姑闘争を経て、今は限りなく実の母娘に近い関係になっている。
     嫁・姑問題に悩む世の人々必読の書のひとつ。

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by tsc-edotyuu | 2005-02-26 01:00 | 乱読

「猫語の教科書」by ポール・ギャリコ 再掲

c0039999_2224968.jpg£YE SUK @NT MUWOQ Q Nab8al Dir Kottebs Dra7d abd J1/4 n14dd  こういう原稿が著者の手元に舞い込んで来ました。  これは暗号なんでしょうか?ポール・ギャリコは戦時中に、暗号解読に携わった経験を生かして、解読に挑戦するがダメ。 そして数ヶ月後に突然ひらめいて解読に成功するのです。
なんと、これは、猫語だったのです!猫語で書かれた教科書だったのです。
この教科書が書かれた目的は、猫はどうしたら良い暮らしができるか、どうしたら良い暮らしを保証してくれる家を乗っ取れるかを教えることにあるのです。者の猫(♀)は15章も費やして、あらゆる場面に対応するテクを教授します。中にはウーンというようなハイテクもあります。 
数々のテクのうち主要なものを、ご紹介します。

まず、1 人間の家を乗っ取る(入り込む)方法について。これば一番大事ですよね。ホームレス猫が、いかにして好ましい家を乗っ取るのか?詳しく書かれています。猫嫌いと思っている一家の主(あるじ)を籠絡するのが第一のコツだそうですが、それはどんなやり方が?

2 一旦乗っ取ればしめたもの、後は自分の居場所を維持すればいい訳です。その為には「人間についての考察」が必要不可欠です。猫は人間をどう見ているか?著者の猫が語ります。

3 キャットフードなんか食べたくない、人間が食べているのと同じ美味しいものを猫だって食べたい。それには?     食卓で、おすそわけに預かるウマイ手も指導。

4 人間の家にはドアがつきもの。この厄介な代物への傾向と対策は?予備校の先生のように実際的な方法を教えています。

5 猫だって病気をします。獣医に連れて行かれても、痛い思いをしないですむ方法はあるの?。

6 人間の家族が旅行をします。家に置いてかれては大変ですね。おともをするコツは?

7 魅力が無くなれば、○○同様、追い出されてしまう懼れがあります。そこで魅惑的な猫の表の作り方を教えてくれます。

8 最終核兵器は、本書の原語名 SILENT MIIOAW です。これは伝家の宝刀とも言うべきテクで、修得、使用共にじつに難しいのですが、本書では、それをやさしく伝授してくれる。




是非、ご一読のうえ、お楽しみ下さい。

例によって、タノシイ文章をいくつか、ご案内します。
「猫の知性はサルよりも数段上」
「猫は、いつの時代にも身の処し方を知っていた」
「奥さんは前から猫と同じ方法で、ご主人をあやつっていた」
「猫って、何といったらいいか、人間の変種だと思われている」

著者のポール・ギャリコについて  1898ニューヨーク生まれ 1976モナコに没す
                      映画にもなった「ポセイドン・アドベンチャ」でも有名。

本書は筑摩書房より1995発行。この本のことを教えてくださった小生のブロ友によれば、ちくま文庫に入っているそうです。


さて、当家は?  幸か不幸か、当家はまだ乗っ取られてはおりません。
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by tsc-edotyuu | 2005-02-24 23:14 | 乱読

イタリア本2

『イタリア』との出会いは、小学校時代の教科書に出ていた「愛の学校」が最初だったと思います。デ・アミーチス「クオレ」De Amicis”CUORE” ですね。書棚を見ると、岩波文庫で「クオレ(愛の学校)」が上巻で、下巻が何故か新潮文庫「愛の学校(クオレ)」になっています。
その頃の小学生ですから、ローマ帝国も、ローマ法王(小生は教皇より法王がピンと来ます)も、ルネサンスも、ガリバルデイーも、ムッソリーニも知ってる訳がありません。遙か昔のことですが、エンリコだのマルコだのいう名前に憧れたことだけ今でも覚えています。因みに、エンリコ=エンリケ=アンリ=ハインリッヒ=ヘンリー・・・・ですよね。ついでに、クオレ=フラ語のクール(サクレ・クール寺院のクール):心とか魂 ですかね。

 その次は中学時代、ヘミングウエイ「武器よさらば」です。ご存じのように、この小説の舞台はイタリア、スイスです。これで小生は、スパゲッテイーというものを西洋人が喰ってるということを初めて知りました。アメリカ人の軍医だか従軍牧師だかが、あまり上手に食べられない場面があったのを覚えています。やはり当時はスパゲッテイーなどというものは見たことも喰ったこともありませんでした。

 さらに、高一の時に「17才よ、さようなら」という映画を観ました。カトリーヌ・スパアク(当時、彼女の祖父がベルギーの外相でした)とクリスチャン・マルカン(不確か)主演だったと思います。詳しい内容は覚えていませんが、なにやら悩ましい気持ちになった記憶の一片があります。この中で、レオパルデイーという詩人がいることを知りました。早速近くの本屋へ行って「レオパルデイー詩集」があるかどうか聞いたのですが、そこらの本屋に置いてる訳がありませんね。今なら分かるんですが、当時はそこら辺が分からず、がっかりしたものです。

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お子さま達に是非読ませてあげて下さい。大人にも読むに値する本です。









c0039999_20225261.jpg藤沢房俊さんの「クオーレの時代」は サブタイトルが 近代イタリアの子供と国家 というもので優れた研究書だと思います。 (ちくま学芸文庫)






イタリア本 to be continued






乱読状況: 通勤用 荒巻義雄「空白の大涅槃」です。
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by tsc-edotyuu | 2005-02-23 20:06 | イタリア

2月22日は何の日?

c0039999_17342384.jpgきょう2月22日は 猫の日 です。

誰が決めたって?

昭和62年(1987) 「猫の日制定委員会(代表 柳瀬尚紀/成城大助教授)が、雑誌を通じて、全国の愛猫家から”記念日”を募集した結果、9千通近い応募の4割が2月22日派。2位は「ニヤー」の2月8日、3位は「ニヤーゴ」の2月5日だったとのことです。
2月22日は、「ニャン、ニャン、ニャン」の、もじりでしょうね。
なお、この日は「私の猫が日本一」コンテストが開かれるそうです。


ブロ友のみなさん!あなたのお誕生日をご連絡いただければ、その日、何があったか?どんな日か? この本で調べて、お伝えします。どうぞ、コメントをお寄せ下さい。

書棚にあった、猫に関係のある本をお見せします。多分、読まれた方も多いと思います。

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両方とも、吉行理恵さんの本です。c0039999_17531598.jpg











乱読状況   通勤用 斉藤栄「ゴルフ場殺人事件」 読了。
         職場!で、カルロ・カッソーラ「恐れと悲しみ」 Carlo Cassola ”Paura e
             tristezza” 読み始めました。
         ナイトキャップは、引き続き、藤本ひとみ「大修道院長ジュステイーヌ」です。
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by tsc-edotyuu | 2005-02-22 18:09 | 乱読

「ゴルバチョフ暗殺Ⅱ」「熊谷キヨ子最後の旅」 再掲

c0039999_18135774.jpg口直しなどと言っては、村上春樹ファンに殺されそうですが、昨夕から本日午後にかけて読了した、この二冊、それなりに効用がありました。

落合信彦さんといえば、国際謀略物では定評がありますし、安心して楽しめますね。
ネタバレにならない程度に、ご案内を。

ペレストロイカ推進中のゴルビーの失脚を狙って、中国とUSAの一部の勢力が、ソ連周辺国で民族暴動を起こさせるが、ゴルビーのウルトラCにより失敗。今度は、もうまどろっこしい方法はやめ、直接刺客を差し向ける。黒幕は、U.S.ARMY退役大将。いくつかの軍需会社を傘下に持つコングロマリットの最高幹部になっている。これを補佐するのが、なんと国務省とCIAのNo.3。守るは、これもなんとCIAモスクワ支局長とKGB少将及びゴルビーの主席秘書官。   ゴルビーはまだご健在なので、暗殺は勿論失敗するのだが、刺客は果たして誰なのか?そして、どこまで迫れるのか?
この著者は語学にも堪能で、本書では、多くのスラングも楽しめる。

c0039999_18482423.jpg← 2月23日。 本日get。








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次は、ねじめ正一さん。
詩人でもありH氏賞も受賞している。  小説第一作目の「高円寺純情商店街」で直木賞。

さて、本書は「熊谷突撃商店」のpart2らしい。女優熊谷真美さん達(妹さんのお名前失念)のお母さん、キヨ子さんと、その姉 佐智子さんがメインキャスト。
前半は、いくつかのエピソードと共に、ホノボノとしたムードで読める。チョットした事件がキッカケで、キヨ子さん宅に暫く滞在する30才くらいのイタリア青年ジャンニに、53才のキヨ子さんが恋をしてしまう。  彼が帰国してしまった後、数ヶ月して、キヨ子さんの気持ちが分かるお姉さんに強引に誘われ、サルデーニャ島の山奥まで会いに行く。キヨ子さんのこの恋は成就するのか?そして何故これが「最後の旅」なのか?

最後の2章を、総武緩行線と東葉高速線で読んだのだが、風邪の涙目なのか感情移入の結果なのか、38才の、この好青年(小生のことですよ)がハンカチを必要としたのです。そしてわざとらしく咳き込んだりして。


ナイトキャップに 藤本ひとみ「大修院長ジュステイーヌ」を選びました。彼女のもので未読が数冊あります。
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by tsc-edotyuu | 2005-02-21 19:14 | 乱読

「スプートニクの恋人」村上春樹 再掲

c0039999_1292963.jpg村上春樹といえば、所謂売れっ子作家の一人なんでしょうね。新聞・雑誌でもよく広告を見かけるし、新作は書店に平積みされている。図書館でも結構揃っているようです。
過日、エキサイトブログの、小説・詩、ニュース・評論 辺りを彷徨していて、「読書相談屋」(不確か)かなんかで、本書(「スプ」)を紹介する文章に惹かれ、早速図書館で借りました。偶々その後、若い友人と行き会い、本書を借りたことを話すと『前に「ねじまきとり」を読んだが何を言いたいのかサッパリわからん。その後は全然読んでない。』とのことでした。「相談屋」さんも、村上春樹は、好きな人、嫌いな人にハッキリ分かれる、と言ってます。我が友人は後者なんですね。
小生は、と言えば「ノルウエーの森」上下を2,3年前に読んだだけです。こんな事を書くと、数少ない女性ファン?が、さらに少なくなりそうですが、今、該書について思い出せるのは、若死にした女が、その短い生涯で、イッタのは、たった1回だけだった、という話だったかな、ということです。ロクな読み方をしてないんですかね?

 さて前置きが長くなりました。今回もロクでもない読み方をした懼れがあります。
 登場人物は、ぼく24才、小学校教師。すみれ21、2才 プー子。ミュ38,9才 韓国籍、既婚、キャリア。ワインの輸入、音楽家の招聘などに携わる実業家。辛淑玉さんを想起させられる。  その他。  舞台は、東京、イタリア、フランスそしてギリシャ
 で、これらがヤヤコシイ関係なんです。ミュウは、すみれを愛している。しかし性欲を感じることは出来ない。すみれミュウを愛し、しかも性欲を感じている。ぼくは、すみれを愛し性欲も感じている。すみれぼくを好きだが、愛してはいないし性欲も感じていないらしい。ぼく教え子の母や他の女に性欲を感じることができるが、愛してはいない。ミュウは結婚しているけれどとは性関係が一度もない。

このヤヤコシイ関係はどうなるのか?という話なのかな?

 小生、本質を見ずに、枝葉末節を見るという悪癖があります。本書でも、この著者が「○○のような・・・○○みたいに」と表現する○○が気になりました。
 「・・・彼女は今自分が手にしているものを、寸分の妥協もなく護りきろうと決意している・・・峠の砦にこもったスパルタ人みたいに。」(スパルタ人、見たことあるのか?)
 「『元気?』『元気だよ。春先のモルダウ河みたいに』」 (モルダウ河、行ったことあるの か?
 「『あなたってときどきものすごくやさしくなれるのね。クリスマスと夏休みと生まれたての子  犬がいっしょになったみたいに』」  (ヤヤコシイ比喩使うな)
 「・・悪魔の汗みたいに濃いエスプレッソ・コーヒー・・・」  (どんなもんじゃい?)
 「・・草むらの中の無口な蛇のように・・・」  (蛇は無口に決まっとる)
     ・
     ・
     ・
こういう感じです。ここらにイカレてしまう人とムッとする人の分岐点があるのではありませんか? (青字は、ムッとする人の反応)

小生は?なんとも言えません。ただ、又ぞろ引用で恐縮ですが、以下のような文章には心惹かれます。
 「あなたはいつも夏の午後の冷蔵庫の中のキュウリのことを想像しながら女の人とセックスしているの?」
 「・・・もしそれが××じゃないと言うのなら、わたしの血管を流れているのはトマトジュースよ」
 「広々としたフライパンに新しい油を敷いたときのような沈黙がしばらくそこにあった」
 「すみれの母親は印象のうすい人、そのまま後ずさりして背後の壁と一体化してしまいそうに見える。」
    ・
    ・
 小生、村上春樹は嫌いじゃありません。

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落合信彦「ゴルバチョフ暗殺Ⅱ」読み始めました。

 

 
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by tsc-edotyuu | 2005-02-20 13:52 | 乱読

一週間遅れのSt.Valentine

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昨夜、長女宅(津田沼)、次女宅(稲毛海岸)を歴訪。一週間遅れのSt.Valentine Pres.をgetするため。
次女のは、ブリュッセル/WITTAMERのチョコ菓子。長女のは、彼女と彼女の長女合作の手作りチョコです。ハート型のお皿、要返却だそうです。(右)  昔懐かしい明治のミルクチョコは家人より愛を込めて。ジャスコで@78でした。いっしょに買い物に行ったので。

身内からは以上ですが、身外からも貰いましたよ!
30才のO嬢、52才のS夫人、63才のF夫人  この、お三方より。
これらは、その大半を、小生が居ない間に家人がムシャムシャ食べちゃいました。


村上春樹「スプートニクの恋人」読み中です。
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by tsc-edotyuu | 2005-02-19 12:49 | As I like it