「男と女の愛について」森瑤子がゲストと語ったトーク・エッセイ。最終回です。
12 田中 康夫 田中 森さんはソフィステイケートされていて、やっぱり魅力的です。 田中 「週刊ポスト」や「Big tomorrow」を読んでいて、ノーパン喫茶へ行って、マージャン をやって、で、週一回土曜日に正常位五分で終わりという人を主人公にはぼくは書 けないですね。 田中 ぼくは、常にセックスしながら観察するほうだから。 森 子供ってすばらしいのよ。田中さんがいくら女の気持ちがわかったって自分では産め ないんだから、やっぱり子供を産ませて、お父さんをやることによって人間て成長する 森 いろんな人と浅くかかわるよりは、修羅場というのも大事なことだと思うんですよ。 13 玉村 豊男 玉村 フランスは今ワインの消費量が減って・・・ウイスキーがすごく増えているんです。 森 タルトを食べて、エスプレッソを飲んで、カルバドスと交互にやりました。私、びっくり しちゃった。ほんとうに絶妙なのよ、取り合わせが。 玉村 (世界で一番ヒワイな名前の通り)リュード・ペリカン・・・ポアル・オ・コン→ポアコロン →ペリカン そこは昔は娼婦がいっぱい並んでいた通りであったんですね。 14 池田 満寿夫 森 (池田の小説)絵みたいでしょ。映像なんかも浮かんでくるのでハッとしたのね。 池田 ぼくは森さんの小説を読んでると、森さんのダンナさんは辛いなあっていう感じがする 森 私にとってセックスは風景描写と同じね。 池田 森さんは男のセックスそのものが美しいと思いますか? 森 滑稽でグロテスクなのよ。 池田 セックスを書くのって難しいんだよな。 15 谷村 新司 森 私の場合、男と女の破壊されてゆく関係しか興味がないの。 谷村 自分の気持ちに正直に女々しくして、それで、お前はやっぱり男だね、なんて言われ て。 16 米長 邦郎 森 (夫と)最初の出会いの時、雰囲気とか匂いとか、感覚的にピタッとくるものがありまし た。 米長 性格は同じでなくても、相手に対する許容範囲があります。その幅が相性だと思う んです。 fin 書棚より
by tsc-edotyuu
| 2005-03-05 23:16
| 乱読
|
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
「む一ちょ写真日記」 吉村智樹の街がいさがし ... http://smaps... 毎朝牛乳マンション日記 上海*妄想の日々。 写真ブログ:折々の一景 3匹の犬 プレーバックパートツー 白と黒で~ピアノ教師兼主... 江南通信(韓国のいろいろ) まわる、くらし。 総帥ギャンギャン。 お気楽マンション暮らし 今日も食べようキムチっ子... lotus-eater 京東市場のキョンヒ韓医院... Soup's On 馬耳Tong Poo 山盛りコロッケ☆ 紡ぐ夢 綴る夢 中国歴史小説と幻想的な恋の話 えむきゅ その日暮らし的発想 お気楽おんまのそうるらいふ ひとり身辺雑記 ブログ小説 私のエッセー FUNKY韓国(はんぐっ)! 人生放浪~ 北播磨田園日誌 memo
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||