森 瑤子「六本木エレジー」 続き

昨日に引き続き、森瑤子が「男と女の愛」について、セキララに対談します。
かなり過激で本音に近いことを喋っていますが、ちっともイヤラシサを感じさせないのは、
彼女の品性と知性によるものかなと思います。

5 高橋伴明
 森  初対面なのに、”失ってしまう”という感じになる人。そいう感じがまず最初にきた人に
     ひかれる・・・

 高橋 「さようなら」という時に、どこまで目線の気分が残っているか、みたいの、すごく気
      になる。初対面で。

 森  体の関係ができちゃうと、よっぽどお互いがシッカリしてないと、会話がすぐ皮膚
     感覚になっちゃうのね。と、もうつまらないわけよ。


6 藤本統紀子(藤本義一氏夫人)

 藤本 私にとって主人というのは男じゃなくて肉親ね。

 藤本 女って男性に好意を持つと待っているようで、仕掛けていきませんか?

 森  蒸発する男と女は決して美しくない。耐えるものがない人は美しくないのだと思うわ。

 藤本 今までは、女が恋をすると縦穴を掘るから自分の上の空がどんどん小さくなって
     くる。男は横穴を掘るから、何人の女に恋をしても、自分の上の空は広い、などと
     男の人は言ってきた・・・とても男的発想・・・

 森  ”忍ぶ恋””ひそかな恋”がいちばんいいんでしょうね。


7 高橋恵子

 高橋 結婚に対しても、普通はなにか拘束されるというイメージがあると思いますが、私は
     すごく自由になったんですね。結婚したことによって解放された。



8 桐島洋子

 森  すごく面食いなの。

 桐島 手って表情がありますね。・・・手でハッとさせる男は、たいていタダモノじゃないわ。

 森  ほんとうに好きな男がちょっと(SEXが)ヘタっていうのは許せるわね。でも桁はずれに
     ヘタだったら、やっぱり幻滅するんじゃないかしら。

 森  彼が浮気をしたってわかったら、私は多分ダメ。でも、自分がするのはいいと思ってる

 森  長い結婚生活のうちには、緊張感とか、いい風が入ってくりという意味で、絶対どちら
かに異性の影がちらほらしたほうがいい・・・

 桐島 編物なんかしてる男って、あまり好きじゃない。

 桐島 (アノ三浦和義サンの話)冷酷な男ってちょっと魅力的よね。邪魔な女をどんどん殺し
      ちゃうなんて、男のキャラクターとしてはおもしろいんじゃない。


 安井かずみ、大宅映子

 安井 日本の男って、世界的にイモだって言われるのよ。

 安井 男の性も女の性も、デコ・ボコの違いだけ。

 安井 ポルノ映画見たら感じるわ。

 森  私にとってあんまり若いと、もうゾンビだわね。

 大宅 大学生なんてうらやましいけど、体験の共有部分がないし、しんどいな。

 安井 世界で最もセクシーなのは母親と息子の近親相姦なんだって。



10 糸井重里 田村隆一

 田村 エクスタシーはコピーライターふうに言うとどういうことになりますか。
 糸井 ものも言えないって感じかな。言語道断の世界ですかね。

 田村 女の人の体からチンポコのはえた赤ん坊が出てくるっていうのは、インド魔術より
     はるかに大魔術だね。

 田村 (妊娠)哺乳類の親そのものになるんじゃないかな。

 森  夫というのは子供の父親だから、どうしても男そのものじゃない、だから夫とのセック
    スはくすぐったいだけだという人がいるの。

 田村 夫婦は他人同士だから、子供が生まれて初めてファミリーが成立するんですね。子
     供のない夫婦は、仲のいい友だち同士であって、結婚とはいえない。


 
11  近藤正臣

 森  結婚してなかったら、私は今の自分の夫とはほんとにいちばんいい友だちでいられる
     と思うのね。結婚してしまったがために、彼が敵みたいになっちゃう部分ってある・・・

 近藤 (女の友だち)ぼくの場合、二十分以上お話できるかどうかというのが大きな分岐点
      になる。二十分以上お話できない人に関しては、あと期待できるのはベッド以外
      ないなということになる・・・

 森 たいていの男の人って、やっぱり単純に若い、要するに夏の美しさしかわからない・・・

 森 夫婦の生活、あるいは男と女の間に嫉妬を含めたいい風が吹くと関係がエキサイテイン
    グになるし、素敵になる場合もある・・・

 森  夫は私の子供の父親でしょう。子供の父親というのは大変神聖なものなのよ。その子
     供の父親に対してどうしてすごく淫らに性的になれるかというんで、もう生理的にダメ
     ね。・・・もし夫が、子供達の母親である私に対して、淫らなものを求めたりしたらば、
     やっぱり尊敬できないなあ。



to be continued

     
   
[PR]
by tsc-edotyuu | 2005-03-05 09:07 | 乱読
<< 森 瑤子「六本木エレジー」 最終回 森 瑤子「六本木エレジー」再掲 >>