口直しなどと言っては、村上春樹ファンに殺されそうですが、昨夕から本日午後にかけて読了した、この二冊、それなりに効用がありました。
落合信彦さんといえば、国際謀略物では定評がありますし、安心して楽しめますね。 ネタバレにならない程度に、ご案内を。 ペレストロイカ推進中のゴルビーの失脚を狙って、中国とUSAの一部の勢力が、ソ連周辺国で民族暴動を起こさせるが、ゴルビーのウルトラCにより失敗。今度は、もうまどろっこしい方法はやめ、直接刺客を差し向ける。黒幕は、U.S.ARMY退役大将。いくつかの軍需会社を傘下に持つコングロマリットの最高幹部になっている。これを補佐するのが、なんと国務省とCIAのNo.3。守るは、これもなんとCIAモスクワ支局長とKGB少将及びゴルビーの主席秘書官。 ゴルビーはまだご健在なので、暗殺は勿論失敗するのだが、刺客は果たして誰なのか?そして、どこまで迫れるのか? この著者は語学にも堪能で、本書では、多くのスラングも楽しめる。 ← 2月23日。 本日get。 次は、ねじめ正一さん。 詩人でもありH氏賞も受賞している。 小説第一作目の「高円寺純情商店街」で直木賞。 さて、本書は「熊谷突撃商店」のpart2らしい。女優熊谷真美さん達(妹さんのお名前失念)のお母さん、キヨ子さんと、その姉 佐智子さんがメインキャスト。 前半は、いくつかのエピソードと共に、ホノボノとしたムードで読める。チョットした事件がキッカケで、キヨ子さん宅に暫く滞在する30才くらいのイタリア青年ジャンニに、53才のキヨ子さんが恋をしてしまう。 彼が帰国してしまった後、数ヶ月して、キヨ子さんの気持ちが分かるお姉さんに強引に誘われ、サルデーニャ島の山奥まで会いに行く。キヨ子さんのこの恋は成就するのか?そして何故これが「最後の旅」なのか? 最後の2章を、総武緩行線と東葉高速線で読んだのだが、風邪の涙目なのか感情移入の結果なのか、38才の、この好青年(小生のことですよ)がハンカチを必要としたのです。そしてわざとらしく咳き込んだりして。 ナイトキャップに 藤本ひとみ「大修院長ジュステイーヌ」を選びました。彼女のもので未読が数冊あります。
by tsc-edotyuu
| 2005-02-21 19:14
| 乱読
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