菊池良生「神聖ローマ帝国」読了

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 ヨーロッパの歴史というのは、割とシンプルな日本の歴史に比べて、ヤヤコシイですね。
色々な国が絡まっていて、おまけに日本では考えにくい「宗教」「教会」という要素が厳として
あるものだから、小生などには余計わかりにくく思えます。
 実は、この本、シナモンロール#3で書いたように、家人が美容室にいる間の時間つぶし
に買ったものなんですが、なんとなく小生を呼んでいるような気がして手に取った次第です。

 小生、大学受験では、日本史、世界史 (それぞれ、ポンシ、カイシと言ってました)だった
ので、ン十年経った今でも、微かに覚えていることもあるんですが、「神聖ローマ帝国」に
ついては断片的な記憶しかないので、この際、ベンキョーしてやろうと思った訳です。

 さて、神聖ローマ帝国とは何だったのか?
 ゲーテが「ファウスト」の中で歌っているそうです。
 
       神聖ローマ帝国が
       余命保つぞ摩訶不思議!

 さらに、有名なヴォルテールの 
「神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国ですらない」という言葉に、ご記憶のある方は多いと思います。小生も辛うじて覚えていました。

 本書は、神聖ローマ帝国の成り立ちから消滅!まで、帝王に視点を合わせて歴年体風に
書かれたもので、筆致もやさしく、系図や地図も豊富なので、読みやすかった。
もとより、これから受験する訳でもないので年号など覚える必要もなく、気楽に流読しているう
ちに、うっすらと分かってくるようになっています。

 ここで神聖ローマ帝国の歴史を語るのは大変なので、有名な出来事等を古い順に並べます
ので、昔習ったことどもを思い出しながら、この、ご大層な”帝国”に思いを馳せてください。

西ローマ帝国滅亡   476
ピピン フランク国王に
カール大帝(シャルルマーニュ)
オットー1世(大帝)
カノッサの屈辱   1076
フリードリッヒ1世(赤髭、バルバロッサ)
大空位時代
ハプスブルブ家 帝位に  1273
アヴィニヨンの幽囚
金印勅書
宗教改革   1517
ローマ劫略
30年戦争
ウエストファリア条約  1648
プロイセン王国成立  1700
スペイン継承戦争
オーストリア継承戦争
マリア・テレジア (マリー・アントワネットの母)
7年戦争
アウステルリッツの戦い(三帝会戦)  1805


如何ですか?大分思い出しましたか?

1806年の神聖ローマ帝国解散宣言により、ハプスブルグ家の支配は、結局オーストリア
”帝国”のみとなり、それも1918年までしか存続しませんでした。





乱読状況 : 明日あたりから、京極夏彦「塗仏の宴 宴の始末」でも乱読始めようかな
        ナイト・キャップとして、高橋英夫「京都で、本さがし」をパラパラ読んでます
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by tsc-edotyuu | 2005-05-04 18:48 | 乱読
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