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「隣の国の女たち」 川村亜子・著 再掲

「隣の国の女たち」 川村亜子・著 再掲_c0039999_16521593.jpg サブタイトルが「現代韓国庶民事情」というこの本は、川村亜子さん著、三交社・刊
 多分、男便の仕事の関係で韓国は釜山に移住した川村さんが、庶民の街に住んで4年、「釜山が、単に韓国の街・釜山ではなく、わが街(ウリトンネ)釜山に変わって行」くまでの、生活・体験を通して、韓国の庶民事情を語ります。ただ、17,8年前の本なので今とは大分事情が変わっているかもしれません。

 1970年代に大ヒットした映画「英子の全盛時代」の話から、韓国語には日本語の「おんな」に相当する言葉がないことに思い当たり、♀についての考察に入る。

 りが大好きな韓国人の国民性。

 姦通罪  主婦→キャバレー通い→つばめ族→姦通→恐喝 という定食コースのようなコワ
~イ話。

 韓国の一家には、三つの姓が混在する理由。

 その他、キムチの話、春香伝、鳥占い、論介、民防衛、女子大生と結婚、案内嬢、海女、巫堂、マネービル etc 庶民についての盛り沢山な内容です。

 「ある韓国女性の身世打鈴」も実際の聞き書きらしく興味深く読めます。
 「新・日本人妻事情」新しい世代の日本の花嫁達が韓国で、どんな風に暮らしているか?

川村さんは主婦のかたわら、東亜大学や学院(ハゴン)で日本語を教えていたようです。
そこの学生・生徒達との交流や近所のアジュマドウルとのつきあいを通じて、韓国の庶民
と深いつながりができて彼女は韓国大好き人間になっていきます。

(この本で、前にgetしてあった「ソウルへの道(ソウロカヌンギル)」がベストセラーになっていたことを知る。近々読みます。)


乱読状況:朝吹登水子「私の軽井沢物語」 読み始める
by tsc-edotyuu | 2005-03-09 17:35 | ハングル
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